information
お知らせ

  • 2021-5-29
  • CATEGORYブログ

インプラントセンターに勤めた理由

こんにちは、副院長です。

天気が良かったり悪かったり、暑かったり寒かったり変な気候が続きますねぇ。

皆様、体調崩されたりしておられませんか?東洋医学では、気圧の変化は馬鹿にできないもので、雨が降ると歯がうずいたり違和感が出ることもよーくあります。

前回、ごあいさつでお話ししましたが副院長である私は 九州歯科大学附属病院口腔インプラントセンターに五年勤めました。

あまり知られてませんが、歯医者にもいろんな「科」があります。お医者さんでいう、内科や外科、眼科と同じくたくさんの科があるのです。

例えば、歯周病科、小児歯科、歯科麻酔科、義歯科、有名なところで行くと矯正科、口腔外科がありますね。その中でも私は、クラウンブリッジ・インプラント科というところにおりました。

わかりやすく言うと、歯のない所にブリッジや入れ歯を作るとか、根っこの上に土台を立てて差し歯を作るとか、プラスでインプラントをするという場所におりました。

当時、院長(父)は「えー!歯周病科のほうがええやーん」と言いましたが、そこを押し切ってインプラントを学びに行ったのです。

その理由は、学生時代NHK「クローズアップ現代」で一時期インプラント事故のことが大きく取り上げられていて、その番組を見たことです。

当時、世間ではインプラント=よくない治療というように映っており、大学の授業でも「インプラントの罪」という題名でレポートを書きなさいという課題があったくらいでした。

当時の私は思いました。「そんな悪い治療ならば、なぜ授業に組み込まれてるの?」と。。。

はたして本当にそんなに悪い治療法なんかなぁ?と興味を持ち、「よし、確かめにいこう!」と思い進みました。

結果、、、

もちろんええ治療です。でもね・・・

正しくやればね!

そうです、インプラントはちゃんとガイドラインがあり、骨がこのくらい幅がないとダメ、こういう疾患はやめたほうがいい、治療計画はこうしましょうなどと定められているんです。

実は、インプラントにはCTが不可欠なんですが、事故を起こしている歯科医師の多くはCTを撮影せずにやってたんです。

これは、、、目隠しして高速を運転するくらい危険だと思います。

インプラントを専門機関で学んできた身として、インプラント=悪というイメージを是非皆さんに払拭してもらいたいと、熱く思ってます。

当院では、もちろんCT撮影、シミュレーション、はしっかりやっていきますし、無理な方にははっきりやめときましょうと御断りもします。

患者さんに誠実であれ、九州の師匠たちから学んだスピリットを胸に、日々精進します。